イワトモの在宅介護生活

知的障害の妹と80代の父と関わりながら静かに暮らしています

求人に関係なく、シニアとなった父のお仕事って?

80代の父、直接、金銭を稼いでいるわけではないですが…。


【父の得意分野】
父の得意分野は「聞き上手」なところ。
あと、だれにでも(ベンチで隣に座った人とかにも・笑)フレンドリーに話しかけるところ。
もちろん、家では、さらに「聞き上手」な婿さんである私の旦那に、
特に夕食のときなんか、
機嫌よく何度も同じ話をしていて、ご満悦ですが。
(改めて夫に感謝です)


【父のお仕事】
そんな父にとって、週に1回のデイサービスは、
半分「傾聴ボランティア」というお仕事のつもりらしいことが、最近わかってきました。


実際70代のとき(まだ運転もできてブイブイしてたころ)、
ある病院にボランティア登録して、おひとり暮らしのお宅に、
傾聴・見守り訪問をしていたらしいのです。


…らしい…というのは、お恥ずかしながら、そのころは北海道に一人父をおいて、
自分の生活の忙しさにかまけて、ほとんど、ほったらかしだったので。


昨日も、デイサービスから帰ってくると、
「今日もいろんな人の話を聞いて(あげて・笑)、楽しかった~。
逆に癒されたよ~。勉強にもなったし。」
「逆に」っていうくらいだから、積極的に「癒す側に立つ」という使命感が半端ない…(笑)


「〇〇さんっていう人はね、すごい苦労をして、どでかい会社の社長までした、偉い人なんだよ~。ヒザが痛むんだって。」(父は「どでかい」がなぜか口癖・笑)
「今日は3カ月ぶりに、〇〇さんが、退院してデイに来れたよ。80代の後半なのに、髪が真っ黒なんだ。染めなくてもだよ。」(父は、髪の黒さを一つの価値とみなしている、自分も頭髪には自信がある・笑)


【おやつの買い出しも】
父は、火曜日のデイサービスのために、遅くとも前々日の日曜までには、
みんなでおやつの時に食べる「差し入れ」の買い物に行きます。


自分で、毎週「差し入れ」を持ってくと決め、「今週は、ポテトチップスと塩羊羹にしようかな、それとも、こっちの柔らかいお菓子がいいかな。」と考えながら、スーパーで楽しそうに選んでいます。


【人間関係を豊かにするコツ3選】by 父
①人に関心をもつこと。
②人のいいところを見つけること。
そして、
③話はできるだけ聞く側に立つこと。


父の中で、長年培ってきた、人間関係を豊かにする「コツ」なんだそうです。
うん、私も見習わねば。


父には、できるだけ健康寿命を延ばしてもらい、
週一の「お仕事」に励んでもらいたいと思います。