イワトモの在宅介護生活

知的障害の妹と80代の父と関わりながら静かに暮らしています

ストレスを抜く介護ための工夫とは?

【ほっこり笑いに変える技】


91歳のKさん、半身不随で車いすのお方。


でも知的な方でご自分のお考えがしっかりされています。右手だけが辛うじて自由にが利く状態です。


遠慮がちに「悪いですけど、またトイレ…。さっき行ったばかりの申し訳ございません」
尊敬していた先輩のHさんは、そんなとき、
「はいはい~、行きましょうね~!
Kさん、おトイレ行くのに、いちいちそんな謝らなくていいんですよ~。(#^.^#)」と。


Kさん:「で、でも、申し訳なくって。
     こんなこともひと様にお願いしないといけなくって…。」


H先輩:「うん、もう、いいんですって~。気にしないで。
               それが、私たちの仕事なんですから~。
               たんまり高給もらっていますから、心配しなくていいんですよ(笑)」


Kさん:「そ、そう、そんなにもらってるの~。(笑)」


H先輩:「そうですよ~。うなるほど、もらってますよ~。
               だから、おおいばりで、言ってくださいね。」


と、いつも、ほっこりと笑いに変えていました。ご家族の方にも見てほしい光景です。


私も「あ、お手伝いさせていただきます。」といって、さっと車イスに駆け寄りました。
Kさんは、安全のため2人がかりで介助が必要なので。


さらに、観察していると、どうやらKさんにとって「いつでもトイレ介助をお願いしてもいいんだ~」という安心感があると、逆に、頻尿がおさまるようでした。
意識するとかえって、余計にトイレに行きたくなっちゃうものですよね。


体は少々きつかったですが、
人と人とのふれあいができる介護のお仕事は、とても勉強になる毎日でした。